不妊治療【クエロフェミン・HMG-HCG】「不妊症の高齢者必見」
不妊治療に使われる「クロフェミン」と
「HMG-HGG」について書きたいと思います。
【クロミフェン療法】
対象・・・月経不順の方、時々排卵のない方
このように、卵巣を刺激する性腺刺激ホルモンの分泌が
充分でない場合はクロミフェン療法という方法が有効です。
卵巣から卵胞ホルモンが
ある程度分泌されていることが条件となり、
月経周期の5日目から5日間毎日1〜3錠内服すると、
約2週間後に排卵が起こります。
【HMG-HCG療法(注射の排卵誘発剤)】
クロフェミン療法で排卵に至らない場合には、
HMG−HCG療法を行います。
まず、卵巣を刺激するHMGという
ホルモン剤を1〜2週間投与すると、
卵巣に多数の卵胞が成長します。
卵胞が充分に成長したと確認できた日に
HCGという卵胞を破裂させる作用を持つ
ホルモン剤を投与する方法です。
・HMGを消退出血(あるいは月経周期)の
5日目から7〜14日間投与すると卵胞が成熟します。
・卵胞直径が18〜20mmに達した時に、
HCG5,000〜1,000単位を投与すると排卵します。
通常数個の排卵がみられ、
血中エストラジオールは正常の数倍レベル
(1,000〜3,000pg/ml)に達します。
副作用
HMG−HCG療法による排卵誘発に伴い多胎妊娠とともに卵巣過剰刺激症候群
(OHSS:卵巣腫大、腹水、ときに胸水)が
起きることがあります。
症状が重くなると血液循環動態にも影響が出て、
血栓症や呼吸障害を起こすことがあります。
症状が出たらすぐに医師に相談し
有効な治療を受けましょう。